音楽で心が溶けた

朝小学生の息子たちを送り出して、

↑息子1/2がかなり扱いづらい。

いちいち癪にさわるような言い回しをグチグチ言ってくるけど「はーい、はーい。」と怒らないように聞き流すことにも体力を使う。

 

とりあえず、朝は学校に送り出すことが一個目のゴール。

ほっと一息つきながら今日やらなきゃいけないことを考えてたらどっと疲れた。

こじらせ息子のことは次回書く。

 

今、開きたい教室があって、

慣れないSNSを更新しなきゃとかブログやんなきゃとか集客しなきゃとか色々…

(だから、こんな好き勝手かける、はてなブログに昨日会えた時めちゃ嬉しかった!)

 

そんな雨の朝、なんか音楽聴きたいと思って。

クラシックも好きだし、洋楽も好きだけど

口ずさまなくて済む、ボーッと聴けるものを欲してて、

 

急に閃いた。

 

「あれでいいや!お母さん聞いてたやつ!」

なぜか母が昔聞いていたミュージシャンを思い出した。

ダメ元でAmazon musicで検索するとあったあった!有名な方だったんだ!と実感。(失礼)

 

ジョルジュ ムスタキさん。

「私の孤独」

 

再生ボタン押すと、この曲を聴きながら、のんびり過ごした日々を思い出した。

 

小学生の頃、床で寝そべってストーブの前を陣取りながらテスト勉強していたこと。

ソファーでゴロゴロしながら、キッチンから聞こえる野菜切る音。

ピアノの上に大きなムスタキさんのキャンバス。

 

そんなことが、ぶわぁーーーーーって蘇ってきて、なぜか涙が止まらなくなった。

 

なんなら、フランス旅行に行ってムスタキさんの音楽に心を奪われた母まで想像したわ。そんで大きなキャンバスを並んで買ったんだろう。

若い女性があんな大きなキャンバス買って持って帰ってきたんだもん。

本気だよね。

お母さん、ほんと毎日のように聴いてたわ。

今は隣に住む祖母の介護で大変だから、しばらく聴いてないと思うけど。

 

あれから30年近く経ったか?

私は母になって、実家には年に数回帰るかどうか。久々に帰ると母が言う。

 

「この家に子供たちが居たのにアレ?ってなる。居ないことが不思議。」て。

 

昔は、このフランス語を空耳アワーみたいにしてケラケラ笑いながら、ふざけてムスタキさんを慕う母をからかって遊んでたけど。

 

私もこの音楽と一緒に過ごしてた。

そして一瞬で少女に戻らせてくれたよ。

SNSを見て他人と比べ、焦り疲れてた私。

じゅわぁぁ…と心が溶けたよ。

「アレでいいじゃん!」

なんて言ってごめんね。

「あなたの音楽じゃなきゃダメだったよ。」

ムスタキさんありがとう。